2021年4月21日
2019年度助成課題成果報告会を開催しました。
2021年4月21日 2019年度助成課題成果報告会を開催しました。
当財団では、大学、研究機関、公益的な調査研究団体等に所属する研究者・技術者を対象として、科学技術に関する政策の立案・推進、社会経済との関連、コミュニケーション、人材育成、発展動向等に関する調査研究を助成する「科学技術調査研究助成」事業を行っています。
募集は年に2回、上期と下期に分けて行われ、通常は、上期採択課題は4月から年度末まで、下期採択課題は10月から次年度の9月末までの間に調査研究が行われます。 成果報告会は、通常は1年間の調査研究を終えた半年後に、調査研究を行った方々にその成果の概要を発表して頂き、成果を普及する場となります。
しかし、新型コロナウイルスを取り巻く状況に鑑み、令和2年4月開催予定の平成30年度下期採択課題の成果報告会は中止、平成31年度(2019年度)上期採択12課題の成果報告会は開催を半年延期し、今般、ZOOMを用いて、令和元年度(2019年度)下期採択の5課題と合わせて、令和3年4月21日午後に成果報告会を開催することができました。
本年3月に当財団の理事長に就任した高木喜一郎の挨拶により開会し、以後、事務局の司会の下に進められました。今回は表に示す17テーマについて、限られた時間でしたが密度の濃い発表と質疑応答が行われました。ZOOM開催だったこともあり、遠隔地(岩手、宮城、長野、京都及び英国)の発表者からも発表が行われました。
今回の報告会に係る課題の成果の概要は当財団のホームページでご覧いただけます。成果報告会で報告された科学技術調査研究助成課題(2019年度採択:発表順)
課題名 | 発表者氏名 (申請者) |
所属組織名 (申請時) |
|
---|---|---|---|
① | 立法府とアカデミアの知的情報共有に関する調査・試行研究 | 永野 博 |
(公社)日本工学アカデミー |
② * |
科学技術イノベーション政策12年の変遷と今後――特に安倍政権における変遷 | 國谷 実 | (一財)総合科学研究機構 |
③ | 「我が国の民間参入に資する有人宇宙飛行の法整備に関する調査」 | 白石 剛 | (一財)日本宇宙フォーラム |
④ | 中国におけるゲノム関連科学技術の現状分析と、日本の同科学技術の振興への示唆 | 林 幸秀 | (公財)ライフサイエンス振興財団 |
⑤ * |
日欧米中の合成生物学のリスクの考え方とリスクアセスメントの取組みに関する調査研究 | 多田 浩之 | (公財)未来工学研究所 |
⑥ | 悪質オンラインジャーナルに出版された再生医療エビデンスの実態調査 | 藤田 みさお | 京都大学 |
⑦ | 人工知能の軍事技術への導入に関する調査:市民社会と科学技術政策からの分析 | 勝田 忠広 | 明治大学 | ⑧ | AI時代における社会の分断化・個別化とその克服方策に関する調査研究 | 田原 敬一郎 | (公財)未来工学研究所 | ⑨ | IoT時代のシェアリングエコノミーの変容に関する調査研究 | 橋田 秀昭 (南 隆敏) |
(一社)科学技術と経済の会 | ⑩ | 「IoT・AI・ロボットの医療応用」に関する研究 | 神永 晉 | (一社)技術同友会 | ⑪ * |
フィジカルセンシングによるフレイル度の測定に関する調査研究 | 小野 昌之 | (一社)科学技術と経済の会 | ⑫ | 地理情報システムを活用した障害者のインクルーシブ防災に関する調査研究 | 石内 鉄平 | 宮城大学 | ⑬ | 地方公立大学を核とした共同利用・共同研究拠点の構築に関する調査研究 | 箱山 洋 (髙橋大輔) |
長野大学 | ⑭ | エコ材料教育を行うための教材の開発に関する調査研究 | 山口 明 | 岩手大学 | ⑮ | 社会に学び社会に貢献する人材育成の要:21世紀型新リベラルアーツ教育の調査研究 | 井上 雅裕 | (公社) 日本工学教育協会 | ⑯ * |
海外に研究拠点を置いて活動する日本人研究者の動向に関する調査研究 | 諸根 信弘 | (認定NPO)綜合画像研究支援 | ⑰ * |
次世代創造型企業のための企業所属産学連携人材の育成プログラムに必要な要素の調査 | 須佐 太樹 | (公財)全日本科学技術協会 |