2021年9月29日
科学技術調査研究助成事業の令和3年度下期の助成課題を決定しました。
当財団では、大学、研究機関、公益的な調査研究団体等に所属する研究者・技術者を対象として、科学技術に関する政策の立案・推進、社会経済との関連、コミュニケーション、人材育成、発展動向等に関する調査研究を助成する「科学技術調査研究助成」事業を行っています。
審査が終了し、令和3年9月29日に科学技術調査研究助成事業の令和3年度下期の採択課題が決定されました。採択件数は10件(別表参照)、助成金額の総額は23百万円です。
令和3年度下期の科学技術調査研究助成採択課題
課題名 | 申請者 | 所属組織名 | |
---|---|---|---|
① | 国宝級日本刀の「美」の構造分析と鑑定者や刀匠による鑑定法の可視化に関する調査研究 | 畝田 道雄 |
金沢工業大学 |
② | 学校教員における探求的・創造的活動の推進・阻害要因に関する検討 | 福井 昌則 | 徳島大学 |
③ | 南海トラフ大地震時における道の駅の災害支援と防災技術に関する調査研究 | 熊野 稔 | 宮崎大学 |
④ | 再稼働したJRR-3における中性子線の産業利用促進のための支援制度の調査研究 | 吉澤 英樹 | (一財)放射線利用振興協会 |
⑤ | 科学技術庁発足に先立つ戦後科学技術行政の動向 | 國谷 実 | (一財)総合科学研究機構 |
⑥ | 2050脱炭素社会構築に向けた持続可能なバイオマスプラントの開発のための調査研究 | 佐伯 とも子 | (公社)日本工学アカデミー |
⑦ | 研究安全保障に関する国際比較調査研究 | 山本 智史 | (公財)未来工学研究所 |
⑧ | 九州唯一のチュウヒ(タカ科の鳥類:絶滅危惧IB類)の繁殖保全システムの調査研究 | 安枝 裕司 | 特定非営利活動法人 北九州ビオトープ・ネットワーク研究会 |
⑨ | ニュースペースが人類に多大な利益を今後も提供するためのルール作りに関する調査検討 | 青木 定生 | (一財)日本宇宙フォーラム |
⑩ | 脱炭素転換市民討議の手法開発と定着に向けて―専門家・市民の応答を基礎として― | 栁下 正治 | (一社)環境政策対話研究所 |