2021年10月22日

令和2年度上期採択助成課題等の成果報告会を開催しました。

 2021年10月22日 令和2年度上期採択助成課題等の成果報告会を開催しました。

 当財団では、大学、研究機関、公益的な調査研究団体等に所属する研究者・技術者を対象として、科学技術に関する政策の立案・推進、社会経済との関連、コミュニケーション、人材育成、発展動向等に関する調査研究を助成する「科学技術調査研究助成」事業を行っています。

 募集は年に2回、上期と下期に分けて行われ、通常は、上期採択課題は4月から年度末まで、下期採択課題は10月から次年度の9月末までの間に調査研究が行われます。 成果報告会は、通常は1年間の調査研究を終えた半年後に、調査研究を行った方々にその成果の概要を発表して頂き、成果を普及する場となります。

 令和3年10月22日(金)午後に令和2年度上期採択助成課題等の成果報告会が行われました。当財団の高木喜一郎理事長、高園武治理事・審査委員長の挨拶により開会し、以後、事務局の司会の下に進められました。今回は表に示す9テーマ(令和2年度上期採択の5テーマ及び期間延長した元年度下期採択の4テーマ)について、限られた時間でしたが密度の濃い発表と質疑応答が行われました。ZOOM開催だったこともあり、遠隔地(長野、宮城及び石川の各県)の発表者からも発表が行われました。

 

 今回の報告会に係る課題の成果の概要は当財団のホームページでご覧いただけます。

成果報告会で報告された科学技術調査研究助成課題(平成2年度上期採択等:発表順)

課題名 発表者氏名
(申請者)
所属組織名
(申請時)
様々な革新的技術・イノベーションの社会受容性に関する調査研究

角田 英之

文部科学省
科学技術・学術政策研究所

科学と市民社会の応答を基礎とした市民討議手法の開発―脱炭素トランジションの促進― 栁下 正治 (一社)環境政策対話研究所
パーソナル情報の安全・安心活用のための技術開発の現状と課題解決に関する調査研究 飯山 裕 (公財)未来工学研究所
災害時の危機管理の在り方の検討~一般防災・原子力防災のリスク評価の活用による連携 鈴木 孝寛
(広瀬 研吉)
(公社)科学技術国際交流センター

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デブリ問題等に対応した宇宙における持続可能な開発利用の国際合意形成の在り方調査 小林 功典 (一財)日本宇宙フォーラム

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介護分野の機能充実に資する工学技術応用可能性に関する調査研究 千田 有一 信州大学

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ICTを活用した重度障害者の在宅就労を農福連携で実現する就労モデルに関する調査研究 作田 竜一 宮城大学
データサイエンス分野の行動規範策定のための調査研究 小野 陽子 横浜市立大学

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産学連携の成果に関する定性・定量研究 金間 大介 金沢大学
(注)*印は令和元年度下期採択で期間延長したもの